屍人荘の殺人を読みました
とっても面白かったです。
グロテスクな場面もあるので、子供向けではないですが、ミステリ初心者に読んでほしいと思いました。
まず文章が非常に読みやすい。難解な熟語や、読者を惑わせる持って回った表現がありません。
また、謎解きミステリにおいて気を付けておくべき舞台装置について、はっきりと直接的に書いてあります。例えば、普通のミステリだと外開きのドアについて
「廊下に何か置いてあるようで、完全に開くことができない。」
みたいな描写が、もっと他に気になる事柄の説明に紛れ込ませて、さらっと書かれていたりしますよね。これでもまだわかりやすいくらい。ところがこの作品だと、主人公が舞台についていちいち説明してくれます。めちゃくちゃ安心仕様。
そして、初心者だけでなく、ミステリ好きの人も、きっと新鮮な気持ちで読めるはずです。こういう世界設定において、本格ミステリを展開するのか、できるのか。
シリーズ第二弾も出ているようなので、近いうちに読もうと思います。
「きほんのき」刺しゅう-シェブロンステッチ
「きほんのき」刺しゅう六回目、次はシェブロンステッチです。
なかなかおもしろいステッチですよね。枠線とかに使う感じでしょうか。
針と糸があっちに行ったりこっちに行ったりするステッチは、針と糸の上下を間違えると刺しなおさないといけなくなるので、ちゃんと考えながらやらないといけないですね。
↑これは上の横線を指しているところ。次に指すのは右下に下がる線、つまり今の目より次の目が自分に近くなるので、自分から遠い方に表に出てる糸を置いて、自分に近い方に針先を出す、の順番になります。(字で書くと分かりにくい…。)糸を自分の方におろして上(自分から遠い方)に針を出してしまうと、右下がりの線が横線を上からまたいでしまいますよね。何も考えずに、この向きで枠を手に持って刺してると、糸は下に落ちてくるので自分で糸を上にあげないといけません。
逆に、下の横線を刺すときは、次の針先は右上がりの線になるので、糸は下におろします。
当たり前といえば当たり前なんですが、ぼーっとしてると間違えるんですよね~。
「きほんのき」刺しゅう-ランニングステッチ
「きほんのき」刺しゅうも六回目です。この会は全六回なので、今回で終了です。途中なかなか手を付けられなかったので、延べ日数的には長くかかりましたね。作業時間自体はそれほど取られないので、気軽に始められる会だと思います。
さて、最終回はランニングステッチ、レゼーデージーステッチ、ダブルレゼーデージーステッチ、シェブロンステッチのレッスンです。
まずはランニングステッチ。いわゆる「なみ縫い」と同じですね。なので、まっすぐ刺すのであれば、刺しゅう枠にはめたままよりは、刺し子の時と同じように布を動かしながらのほうが刺しやすいし、きれいに目も揃う気がします。刺し進める線が曲がってるときはだめですけど。
下書きがあるのに目がそろわないですねー。何につけ、いわゆる目分量的な物がものすごく苦手なので、下書きがなかったらどうなるのか…。
「また、同じ夢を見ていた」
「 また、同じ夢を見ていた」を読みました。
本でも映画でも、なんならCMでもすぐ泣く私なので、この本も最初から最後までほぼ、泣いていました。
過去には戻れない。だけど今を自分の力で選び、未来に希望を持つことはできる。
若い人だけでなく、大人もぜひ読んでほしい本でした。
森博嗣のWシリーズも、ようやく読み終えました。
人間のように泣いたのか? Did She Cry Humanly? Wシリーズ (講談社タイガ)
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
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森博嗣さんの本の場合、読み終わった後に確たる思いが沸き上がることはないのですが、なんだかまた読みたくなるんですよね。たいていのシリーズが、登場人物の関係にほっこりさせて終わりになるところに、森さんの天邪鬼さを感じますけど、どうでしょう。
電子レンジ発酵パン
食材の賞味期限が近いので、贅沢にどんどん使おう運動中です。
今回は、ドライフルーツミックスとくるみをどさっと入れたパン。電子レンジ発酵です。
10年以上前に、村上祥子さんの本でパンの発酵に電子レンジの弱を使うやり方を知りました。それ以来、ぱぱっとパンが作りたいな〜というときに作ってます。そんな話を友達にしたら、こういう本↓もプレゼントしてもらったり。8年ほど前のものですが、いまだにこの型で作ってます。
手ごねパンも作るの好きですし、気分に合わせていろんなやり方があるっていいですよね。
村上祥子さんのレシピは、一人暮らしの時に本当にお世話になりました。一人分を簡単に作れるのがとってもよかったのです。自分が持っていた本はどれだったかなーと思って探してみましたが思い出せない…。
村上レンチン食堂の「15分で2品」定食 (講談社のお料理BOOK)
- 作者: 村上祥子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/06/23
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「きほんのき」刺しゅう-5回目作品
5回目仕上げ、まずはレッスンクロス。
上段真ん中はブランケットステッチを使った模様です。縁取りだけでなくて、こういう模様風にも使えるんですね。丸い花はチェーンステッチです。可愛らしい感じ。
作品はドイリーです。接着芯を貼り付けてから刺しゅうをするというやり方でした。
葉っぱのところがロングアンドショートステッチです。ふと思い立って、以下のような方法を試してみたところ、とってもやりやすかったです。
まずは↑こんな感じで、間をわざと空けて、ステッチの向きだけを意識して刺します。基本的にはここで「ロング」を刺しておくと良いと思います。
その後、間を埋めるように「ショート」を刺していきます。流れはできているので、埋めることだけ意識します。全体を見ながら、ここは「ロング」を足したほうがいいなと思ったら足してみたりして微調整。
・収束する点や線があって
・自然な感じを出したい
というロングアンドショートステッチの場合、こういうやり方もありかなと思います。葉っぱとか、花びらとかですね。綺麗な平行だったり、規則正しいロングアンドショートは、やっぱり端から順番に埋めるようにしたほうが綺麗になるような気がします。
「きほんのき」刺しゅう-ロングアンドショートステッチ
長い針目と短い針目を組み合わせて表情をつけるステッチ、ロングアンドショートステッチです。
一本どりは普通にできたのですが、本数が増えるに従って迷走。長中短を繰り返しながら、隙間を作らず、目の流れは作りつつ、ってどうしたらいいのかわからない!となっていろいろ試してみたら、こんな事に。
んーーと悩んでましたが、作品を作っているときに自分がやりやすい方法をあみ出せました。それはまた、作品のエントリで書こうと思います。