猫に舌を取られたの?

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パンキーと杉綾文 その3/4

いよいよ刺し子開始です。

 

糸を50cmくらいに切ります。あまり長いと扱いづらい上に、最後の方の糸は何度も布をくぐることになるので毛羽立ったりして良くないので、長すぎないように。

 

針に糸を通すとき、このキットの作り方説明書や刺し子の本など見ると、大抵糸端を二つ折りにして針に巻きつけるように当ててから針を引き抜き、そうしてできた輪の部分を穴に通す、といったやり方なんですけど、これってうまくできますか?細くて折ぐせがしっかりつく糸ならいいですが、今回のような太い糸だと、逆に広がってしまって通しにくいような。私、不器用なので、やり方が悪い可能性が高いですけど。 

 

刺し子の糸端は玉結びや玉止めをしないのが基本みたいです。特に今回の布のような布目が荒いタイプは、玉が表に出てきやすいですしね。そこで、説明書に書いてある通り、刺し始めと刺し終わりは二重にして刺します。

 

刺し始めは、まず刺し始めたい目の三目先から戻ってくるように刺します。この時、表目を小さくします。そして刺し始めまで来たら、本来の大きさの表目で上から被せるように刺していきます。そうすると、戻ってくるように刺した小さい目は隠されてしまいますし、返し縫いのようになるので糸が抜けていくこともないです。

 

刺し終わりはこれの逆で、普通に刺し終わりまで刺して、その後三目戻ります。この戻るときの目は、普通に刺した糸の下に隠れるように小さく刺します。すでに刺している下を小さく刺すのは結構難しいですが、布の裏面を見ながら、表に糸が出ている部分の布目を拾う感じで。裏ばかり見てると表の糸を割ってしまってたり、目がずれてたりするので、表も確認しつつ。

 

糸が終わって次の糸をつぐ時は、まず終わらせる糸はそのまま終わらせておいて、新しい糸をつけた針で、三目前から、下に重ねて刺します。この時も裏から見ながら、表目は最初の糸で刺した普通の目の下に隠れるように刺します。

 

裏から見た写真と、表から見た写真。下の目が見えちゃってるし、目の大きさがおかしい〜。これは最初なので、その後だんだん上達しました、多分。

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糸端は、全部終わって最後水洗いをした後に切るので、始めも終わりも3cmくらい裏に出して残しておきます。

 

こんな感じで、あとはプリントされている通り進めます。刺すルートは、なるべく長く一筆書きで、糸が裏を渡る箇所を少なく、短くするようにします。説明書にルートが書いている部分もあるのですが、正直、「そこは誰でもわかるから、それ以外のところ教えてよ〜??」となる…。パンキーの体の中の模様とか…。

 

あと、プリントが薄い、糸の色は濃い、のでプリントがとても見えにくいです。写真にあるような濃い色のテーブルの上で刺してると、背景も暗いので布目から透ける色も黒くて本当に見えない。なので、白いテーブルとか、白い紙を置くとかして背景は白くした方がいいです。それでも刺し始めのように、裏に糸があるとめちゃくちゃ見えづらかったですけども。

 

次回も引き続き刺し子です。