「きほんのき」刺しゅう-アウトラインステッチ
今回はアウトラインステッチについて。
アウトラインステッチも線が描けるステッチですが、バックステッチと違ってまっすぐではない、縄のような線になります。目が少しずつ重なっているからなんですね。
このアウトラインステッチ、正直言って始めはよくわからなかったです。
この下書き線、なにこれ???ってなりませんか?上三つは説明書通りに刺したステッチなのですが、明らかに下書きと形が違う。線を描くのだから針は一直線上を出し入れしないといけないはず。でもこの下書きだと、どういう線を描きたいのかわからなくて、自分の理解が間違えているのかかなり悩みました。二目以降の出の部分は隠れている(から下書きに書かれていない)、と考えてみても、そもそも一目目の出と入が斜めだし…。
あと、刺し方が二通りあるようですね。
これは私がクチュリエの「きほんのき」ではない、別の刺しゅうの本も参考にしながらやっていたからなのですが。(下書き線のせいで自分が間違えてるのかと不安になり、ネットや書籍をあれこれあたりました…。)
「きほんのき」のは、
「少し先に入れて、糸を引ききる前に一個前の目の終点から出す」
別の本に書いてあったのは
「少し先から出して、前の目の中ほどに糸を避けながら入れる」
前者だと裏側はバックステッチになるのですが、後者だと裏側もアウトラインステッチのようになります。
両方試してみようと思って5本取り、6本取りは後者でやってみました。ちょっと目の雰囲気が変わって右肩上がりです。これは針を前の目の中ほどに戻す時に、前の目の糸を上に押し上げて戻したからです。なので目が上に膨らんだわけです。下に押し下げて戻したら、上四つと同じような形になったはず。下書きって、もしかしてこっちを元にしたんじゃない?と思いながら刺してみたんですけど、それでも違いますね。なんなんだろう、この下書き。
ラインが乱れているのは下書きをどのように活用すればいいのかわからず混乱していたから、です!
裏側。
糸の本数が多いのもありますが、裏側がスッキリするのは前者ですね。色々やっているうちに、これはこっちで刺した方がいいな、など出てくるのかもしれません。