猫に舌を取られたの?

作ったもの、見たもの、読んだもの

パンキーと杉綾文 その4/4

パンキーと杉綾文4回目。

 

プリントにそってひたすら刺します。

 

説明書に「直線は一気に刺すと針目が曲がらず美しく仕上がります」という記載がありますが、一気に刺す、というのは多分こういうこと。

f:id:dodewata:20181018084436j:plain

ひと針ひと針、糸を引っ張るのではなく、針だけ先に通してしまって、最後に一気に引き抜きます。このとき、「針先だけを動かす」という説明がされていることもありますが、どっちかというと布の方を動かす気持ちでやった方がやりやすいように思います。もちろん針も動かすんですけどね。指ぬきを使って針を押しながらやる方法がありますが、熟練が必要。時々練習してみますが、なかなか難しいです。

針を抜いた後は刺した目をしごきます。ギャザーを寄せたみたいにならないようにするためですね。刺し始めの目を押さえて、刺し終わりに向けて布の表裏を挟んで撫でるようにして布と糸をなじませます。この時、特に斜め方向に引っ張りすぎると布が伸びてしまうので注意です。

 

f:id:dodewata:20181018084824j:plain

全部刺し終わって、裏面こんな感じ。杉綾文のジグザグ部分で縦に渡るところは、縦を先に刺してあるので、その縫い目に絡めるようにして渡しました。フリーな状態で渡すにはちょっと長いかなと思ったので。パンキーの体の模様はやっぱり迷走…。色々考えたんですけどね〜。なかなかいい一筆書きが思いつかない。

 

二箇所、パンキーの目と鼻がフレンチノットステッチです。

f:id:dodewata:20181018084411j:plain

鼻が人生初のフレンチノット。目が人生二度目のフレンチノット。鼻は少し不恰好ですが、目は結構いけてるのでは!

 

これを水洗いしてプリントを流して消し、アイロンをかけ、裏の糸端を短く切って完成です。 水洗いしている時、布の角が赤く染まってびっくり。インクの色ですかね?しばらく水で洗ってたら落ちたので。水洗いする前に同じ洗面台で歯垢を赤く染める液を使ったので、それが残っててついたのかと思って焦りました。

 

f:id:dodewata:20181018084817j:plain

 

f:id:dodewata:20181018084810j:plain

糸処理後の裏表です。これで完成〜。さくっと隙間時間で三日で完了しました。

 

アイロン、適当にかけたのでシワシワですね。説明書にはドライ、低温で押すようにって書いてますけど、それでシワ伸びるのかな?

 

以上、クチュリエのパンキーと杉綾文、楽しく作ることができました。かなり太い糸で、そんなに刺すボリュームもないし、本当に手軽に刺し子が楽しめるキットだと思います。

 

次回、何が届くか楽しみです。

パンキーと杉綾文 その3/4

いよいよ刺し子開始です。

 

糸を50cmくらいに切ります。あまり長いと扱いづらい上に、最後の方の糸は何度も布をくぐることになるので毛羽立ったりして良くないので、長すぎないように。

 

針に糸を通すとき、このキットの作り方説明書や刺し子の本など見ると、大抵糸端を二つ折りにして針に巻きつけるように当ててから針を引き抜き、そうしてできた輪の部分を穴に通す、といったやり方なんですけど、これってうまくできますか?細くて折ぐせがしっかりつく糸ならいいですが、今回のような太い糸だと、逆に広がってしまって通しにくいような。私、不器用なので、やり方が悪い可能性が高いですけど。 

 

刺し子の糸端は玉結びや玉止めをしないのが基本みたいです。特に今回の布のような布目が荒いタイプは、玉が表に出てきやすいですしね。そこで、説明書に書いてある通り、刺し始めと刺し終わりは二重にして刺します。

 

刺し始めは、まず刺し始めたい目の三目先から戻ってくるように刺します。この時、表目を小さくします。そして刺し始めまで来たら、本来の大きさの表目で上から被せるように刺していきます。そうすると、戻ってくるように刺した小さい目は隠されてしまいますし、返し縫いのようになるので糸が抜けていくこともないです。

 

刺し終わりはこれの逆で、普通に刺し終わりまで刺して、その後三目戻ります。この戻るときの目は、普通に刺した糸の下に隠れるように小さく刺します。すでに刺している下を小さく刺すのは結構難しいですが、布の裏面を見ながら、表に糸が出ている部分の布目を拾う感じで。裏ばかり見てると表の糸を割ってしまってたり、目がずれてたりするので、表も確認しつつ。

 

糸が終わって次の糸をつぐ時は、まず終わらせる糸はそのまま終わらせておいて、新しい糸をつけた針で、三目前から、下に重ねて刺します。この時も裏から見ながら、表目は最初の糸で刺した普通の目の下に隠れるように刺します。

 

裏から見た写真と、表から見た写真。下の目が見えちゃってるし、目の大きさがおかしい〜。これは最初なので、その後だんだん上達しました、多分。

f:id:dodewata:20181018084418j:plain f:id:dodewata:20181018084424j:plain

糸端は、全部終わって最後水洗いをした後に切るので、始めも終わりも3cmくらい裏に出して残しておきます。

 

こんな感じで、あとはプリントされている通り進めます。刺すルートは、なるべく長く一筆書きで、糸が裏を渡る箇所を少なく、短くするようにします。説明書にルートが書いている部分もあるのですが、正直、「そこは誰でもわかるから、それ以外のところ教えてよ〜??」となる…。パンキーの体の中の模様とか…。

 

あと、プリントが薄い、糸の色は濃い、のでプリントがとても見えにくいです。写真にあるような濃い色のテーブルの上で刺してると、背景も暗いので布目から透ける色も黒くて本当に見えない。なので、白いテーブルとか、白い紙を置くとかして背景は白くした方がいいです。それでも刺し始めのように、裏に糸があるとめちゃくちゃ見えづらかったですけども。

 

次回も引き続き刺し子です。

パンキーと杉綾文 その2/4


クチュリエの「クチュリエ×リサ・ラーソン ちくちく刺し子のフリークロスの会」。まずは仕立てをしていきます。

 

最初に布のサイズ調整。一応、枠線がプリントされていますが、これはあくまで目安ということで、自分で43cm四方の正方形を作ります。ちょっとくらい歪んでも気にしないよ?という人は、プリントされてる枠線でザクザクいっちゃっていいと思います。私のところに来た布の場合、縦か横か忘れましたが、一方向だけ5mm短かった程度です。

 

ところで、私の裁縫経験は学校の家庭科止まり。こういう布の形を切り出す時って、どうするのが正解なのかわかりません。型紙作るのが一番正確かなと思いつつ、そこまでやらなくてもいいよね〜と定規でやりましたけど。

 

 f:id:dodewata:20181017165602j:plain

 

切り取り線を引いてカットしたら、1.5cm内側に出来上がり線を引き、角を切り取って端を三つ折りにして縫い、角をかがります。この辺は説明書に詳しく書いてくれてます。

 

三つ折り部分にアイロンをかけたいところなのですが、水で消えるインクが消えなくなる恐れありとのことなので、今回は手アイロンで。

 

f:id:dodewata:20181017170128j:plain

 

↑この青いクリップ、紙を挟む用の文具です。布用ではないので薄い布だと破れたりしそうですが、今回は大丈夫。まち針苦手なので(刺し方も下手だし、油断してると手に刺さるのも嫌)、しっかりした布の時は重宝しています。手芸用のクリップもありますよね。繊細な布を使うことがあれば買ってみたい。

 

仕立て終わったので、次回はいよいよ刺し子です!

 

 

リサ・ラーソン刺し子 パンキーと杉綾文 その1/4

クチュリエから出ている、クチュリエ×リサ・ラーソン ちくちく刺し子のフリークロスの会をを購入して作ってみました。今回はキットの中身紹介です。

 

久しぶりにクチュリエフェリシモ)を再開したのですが、相変わらず商品以外の紙が多い。 

f:id:dodewata:20181016170556j:plain

 

ざっと16種類。本みたいになっているのもあり、かなりのボリュームです。さくっと資源ごみ行きですが。

 

 

さて、初回に届いたのはナンバリング7の「パンキーと杉綾文」。セット内容は布と糸と作り方説明書です。

 

 f:id:dodewata:20181016170641j:plain

生地は生成りの綿で、布目は粗め。図案はうすい灰色でプリントされています。目に厳しい。どうせ水で落ちるインクなら、がっつり濃いめでプリントできないのでしょうかね?落としにくくなる?

 

糸は青で、これはかなり太めです。手芸店で売っている刺し子の初心者用キットに入っているのと同じか、より太いか、くらい。かなり針を選ぶ糸です。私はトーカイで買った刺し子針4サイズ取合わせを持っていたので、それの一番穴が大きいやつを使いました。

 

f:id:dodewata:20181018081947j:plain

ピントがうまく合ってませんが、これくらいの太さの糸です。針は手持ちの刺し子針で、穴が一番大きいもの。100円玉はサイズ比較です。定規置けばよかったですね…。 

 

 

作り方説明書通りに作るために自分で用意しなければいけないものは、

 

・刺し子するための針(穴大きめで!)

・はさみ

・手縫い用の針と糸(四隅の処理用)

・ミシン(端の処理用。手縫いするならいらない)

・まち針

チャコペンなど印つけの道具(布サイズ調整)

・定規

・アイロンと台

 

です。刺し子針とはさみは絶対必要だとして、そのほかは布のサイズを調整し、端を折って仕立て、最後にアイロンをかけるのに必要なものなので、それをしないのであればいらないです。逆に、縫って仕立てる場合、糸の色を布色とどう合わせるか考えないといけないですね。今回は生成りだったので白とかベージュとか、大抵の家にはありそうな糸で大丈夫でしたが、シリーズには結構派手な色のクロスもあるので。

 

次回は仕立てていこうと思います。